私たちは、子どもと接するときの基本形を「笑顔」としています。
笑顔の力
あるテレビ番組のなかでこんな実験が行われました。
脳波計をつけた被験者に、お笑いのビデオを見せます。腹を抱えて笑う被験者の脳は活動を示す赤色になっています。
間髪入れず、同じビデオを同じ被験者に見せます。2回目なので、オチもすべてわかっていて、被験者はあまり笑わず、脳波も活動を示しません。
続けて同じビデオを同じ被験者に見せます。3回目は、口に割りばしを横に咥えた状態でビデオを見せます。割りばしによって口角は上がっていますが、3回目なので、被験者は笑っていません。ところが、脳波は1回目同様活動を示す赤色になっています。
口角が上がり、笑顔のような表情を作ることで、脳が「楽しい」と判断をしたとのことでした。
「学ぶ」は「真似ぶ」
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だという説があります。人間は真似をしていろいろなことを身に付けていくということです。子どもたちは、大人たちの様々なことを真似しながら、たくさんのことを学んでいきます。
子どもたちの前で無表情でいたら、子どもたちはそれを真似て無表情になりがちになります。先生たちが笑顔で子どもたちに接すれば、子どもたちも笑顔を真似してくれます。
子どもたちが笑顔になれば、子どもたちの脳も活性化され、より楽しく、より効果的に幼稚園生活を送ることができます。
笑顔のトレーニング
笑顔を作るものはなんですか?しあわせな気持ちですか?楽しい気持ちですか?たしかにしあわせなとき、楽しいときには自然に笑顔になります。
ですが、自分がしあわせなとき、楽しいときしか笑顔になれないのでは、ともべ幼稚園の教師としては失格です。自分の気持ちの具合にかかわらず、子どもたちの前では笑顔でいなくてはなりません。
笑顔は、表情筋が作ります。顔の筋肉です。筋肉である限り、鍛えなけえれば笑顔をキープすることはできません。
ともべ幼稚園では毎日の笑顔のトレーニングを先生たちに義務付けています。朝、鏡を観た時など、ちょっとした瞬間に出来るトレーニングです。また、終礼の時には参加者全員で笑顔のトレーニングを行います。この時には、100%、80%、30%の笑顔を区別し、いろいろな場面での笑顔を意識してトレーニングを行っています。
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