ともべ幼稚園では、園児たちに3つの魔法を教えています。3つの魔法とは、
1.魔法の呪文「ありがとう」
2.魔法のプレゼント「あいさつ」
3.魔法の拍手
です。
1.魔法の呪文「ありがとう」
ひとつ目の魔法は「ありがとう」です。
人に対して「感謝」をあらわす言葉は、言語の違いこそあれ国境を超えて対人関係で大切な言葉になります。
ともべ幼稚園では、感謝を表す言葉としての「ありがとう」をとても大切なものと位置づけ「魔法の呪文」として、子どもたちに伝えています。
自分に何かしてくれた人にお返しとしてありがとうを届けることで、相手の人も“しあわせ”になるのだよと伝えます。
2.魔法のプレゼント「あいさつ」
「あいさつ」も「ありがとう」と並んで対人関係における大切な言葉になります。
ともべ幼稚園では、先生たちがお手本となって「語先後礼」を実践し、正しいあいさつを子どもたちに伝えています。
そのことが自然にできるように、教え込むやり方ではなく、繰り返しその大切さを伝え、正しいあいさつの姿を子どもたちに見せていきます。
「魔法の呪文 ありがとう」が受動的なものに対して、「あいさつ」は能動的です。自分から積極的にあいさつをすることで、相手も気持ちよくなる、“しあわせ”になるのだと伝えています。
3.魔法の拍手
他の人を賞賛するときの拍手。ともべ幼稚園では「手がいたくなるほどの全力の拍手」を子どもたちに伝えています。
拍手をするときに、相手のほうを見ずにただ形だけの拍手をしていませんか?何かものを持ちながら、手のひらと手の甲で拍手をしていませんか?
ともべ幼稚園では、拍手とは賞賛の気持ちを相手に伝えるためのものとして、相手のほうを見て、全力で拍手をすると、相手が気持ちよくなる「魔法の拍手」になると子どもたちに伝えています。
子どもたちにとって「痛い」といことは嫌なことのはずですが、この「魔法の拍手」で手が痛くなっても、子どもたちは嫌な気持ちにはなりません。心がこもるとは、そういうことだと思います。
全力の拍手をすることで、相手に自分の気持ちが伝わって、相手も気持ちよくなる、“しあわせ”になるのだと伝えています。
魔法使い養成所
子どもたちには、「ともべ幼稚園は“しあわせ”の魔法使い養成所だ」といいます。ともべ幼稚園のみんなが“しあわせ”の魔法使いの免許皆伝を目指して修行中です。
この3つの魔法には、共通した特徴があります。それは、どれも「自分のための魔法」ではなく「他の人をしあわせにするための魔法」だということです。だから“しあわせ”の魔法使いなのです。
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